(2018年11月22日作成)
日本最北端の街、稚内はコンパクトな市街地に観光スポットが点在しているほか、最北端の地である宗谷岬への拠点となります。
最果て感を醸し出す街には、水族館や見どころやグルメ、温泉などが点在しています。
稚内、とくに宗谷岬にたどり着いたら、旅情と達成感を味わうことができます。
ここでは一人旅で、カップルで、家族でのんびりできる稚内の魅力を解説します。
まずは稚内駅で情報収集
JR特急「宗谷」や「サロベツ」、高速バスは稚内駅に到着します。
また稚内空港から連絡バスにのると稚内駅に到着します。
泊まる場合は稚内駅周辺が多いと思います。

稚内駅に着いたら、まず観光案内所にいって情報収集をしましょう。

「稚内の楽しみ方50」という2018年発行のパンフレットは情報満載で役に立ちます。

市内をぶらり
稚内防波堤ドーム
稚内駅から徒歩10分くらいでつきます。
ホテルやコインロッカーに荷物をおいてから回るのがいでしょう。
波よけ用の防波堤ですがカーブがきれいで柱もローマ建築のようなデザインなので写真映えします。

かつてここからサハリンへの航路が発着していました。
駅もこの左側にあり、乗り換える人でにぎわっていました。

防波堤ドームの先の方には稚泊航路(稚内からサハリンの航路)の記念碑が旧国鉄によって建てられています。
金を鳴らして、旅情を感じることができます。


稚内公園から利尻富士や市街地を一望する
稚内駅から徒歩で30分くらいです。
上り坂が多いので自転車などは向かないです。
レンタカーで市内をめぐる時に立ち寄るのが良いです。
途中に展望台があり、稚内の街や利尻富士が一望できます。

左下から右上にかけ、防波堤ドームが連なっています。

稚内の市街地です。
高台から見ることができるのはココだけなのでぜひ眺めたい景色です。

開基百年記念塔は高さ70m、海抜240mの高さから展望することができます。
1階、2階は北方記念館があり稚内市や樺太の郷土資料や間宮林蔵の足跡をたどる展示、アイヌ民族に関する資料が展示されています。
開館時間は9:00〜17:00です。
夜間開館(21:00まで開館)は6月から9月の間です。
休館日は月曜日で、10月末から翌年4月末までは冬季休館です。
入館は有料で、入館料は大人400円、小人200円です。
夜間入館料(18時以降)は大人100円、小人100円です。

稚内温泉童夢
日本最北端の日帰り温泉です。
食堂やお休みどころもある充実した施設です。
ナトリウム泉あったまります。
冬場は雪を見ながらの露天風呂は風情があります。
アクセスは稚内駅から車で15分ほどです。
バスでも稚内駅から約20分、「稚内温泉」バス停で下車すると玄関前で降りることができます。
バスは比較的利用しやすいので車がなくても行けます。
営業時間は9:45〜22:00です。
料金は大人600円、小人300円です。

ノシャップ岬周辺
利尻富士をバックに沈む夕日を見ることができる絶景スポットです。
日が沈む時間になるとにぎわいを見せる人気スポットです。

展望公園のすぐ近くにはノシャップ寒流水族館、稚内市青少年科学館があります。
水族館ではアザラシやペンギンのショー、餌やり体験ができます。
稚内周辺をはじめ姉妹都市の石垣市のお魚もみることができます。
比較してみると楽しい施設です。
科学館は南極探検隊の生活などを知る展示や稚内の季節の星が学べるプラネタリウムがあります。
アクセスは稚内駅から車で10分ほど。
バスは稚内駅から15分ほどの「ノシャップ」バス停から歩いて5分で着きます。
1時間に4〜5本運行していますのでバスでも行くことができます。
営業時間は夏期間(4月28日〜10月31日)9:00〜17:00、冬期間(11月、2月、3月)は10:00〜16:00です。
上記以外の4月、12月、1月は休館です。
入館料は水族館、科学館共通で大人500円、小中学生100円です。


ノシャップ周辺については下記の記事もご覧下さい。
稚内副港市場
稚内副港市場は稚内駅から徒歩15分くらいのところにあります。
海産物などのお土産がそろうとともに、海鮮丼やラーメン、ロシア料理などの食事や温泉も楽しめる市場です。
昭和レトロ風の商店街があったり、昔の稚内駅を復刻した展示もあります。
外にはレトロ風の横丁にロシア料理やスープカレーのお店があります。
2階には樺太記念館があり日本と樺太のかかわりなどが展示されています。
樺太記念館は無料なので気軽に入れますよ。


副港市場や樺太記念館については下記の記事もご覧ください。
稚内に来たらやはり宗谷岬!
宗谷岬で最果て感を味わおう
宗谷岬は稚内市街地から車で約50分。
言わずと知れた日本最北端の地です。
駐車場があり、中心に「日本最北端の地」の碑があります。
ここから海を望むと、ほんとに日本の果てにきたなぁと感慨にふけれます。
何度来ても、その感覚は変わらないので私は好きです。
周辺にはおみやげ物屋さんが


周辺にはおみやげ物屋さんが2軒あり、「最北端到達証明書」が100円で頂けます。
2軒ともデザインが違うので、気に入った方を購入するか、もしくは両方もらうのもありでしょう。

宗谷岬に来たら間宮堂で帆立ラーメン!
駐車場から国道を挟んで反対側の丘を上がった平和公園内にあります。
帆立エキスがでまくった旨みたっぷりのラーメンがいただけます。
11月〜4月の冬季は休業ですが、開店していたらぜひ食べたいラーメンです。

宗谷岬や帆立ラーメンについては下記の記事もご覧下さい。
宗谷岬へのアクセス
宗谷岬へは稚内市街地から車で50分。
稚内駅からはバスで50分ほどです。運賃は1,390円
稚内駅ターミナルで、お得な往復記念乗車券(2,500円)を発売しています。
2人以上で行くなら、稚内市街地からならレンタカーが便利です。
午前中に宗谷岬に行って、午後は市内を観光するなど有効に使えます。
格安レンタカーのニコニコレンタカーが稚内駅前のホテル美雪さんで営業しています。
予約はHPから会員登録をして予約するとさらに安価に予約でき、6時間で約4,000円で借りることができます。
格安レンタカー予約ならニコニコレンタカー| 12時間2525円より
白い貝殻の道
宗谷岬フットパスの終端にある白い貝殻道。
淡い白の道と周辺の草花のコントラストはとても美しいです。
白い道から海を臨むと癒されます。

宗谷岬から車で10分くらいのところにあります。
バスは「宗谷」バス停下車です。(宗谷岬バス停ではありません)
アクセスなど詳細は下記の記事もご覧下さい。
稚内からさらに離島へ
稚内駅から徒歩15分のフェリーターミナルからは、礼文島や利尻島にアクセスできます。
春から秋は1日便の運行です。
朝一の便に乗れば、1日で礼文と利尻を回ることも可能です。
ですが、島の魅力は泊まるとさらに深まります。
できれば一泊ずつ宿泊することをお勧めします。
礼文島や利尻島は下記の記事をご覧下さい。
時刻表や運賃などは下記もご覧下さい。
海の幸はもちろんラーメンやチャーメンもおいしいグルメ


旅館やホテルの食事もおいしいですが、稚内市街には新鮮な海鮮を扱うお店がたくさんあるので食べるところに困ることはありません。
海鮮丼や海鮮ろばた、海鮮居酒屋、ロシア料理や焼き鳥、〆ラーメンやソウルフードのチャーメンまでバラエティ豊かにそろっています。
私が滞在した時のおススメのお店を下記の記事で紹介していますので参考にしてみてください。
稚内へのアクセス
高速バスで行く場合
札幌から都市間高速バスが出ています。
1日6往復(1往復は夜行)で所要時間は5時間50分〜6時間30分です。
バスは稚内駅のほか、一部の便は礼文島、利尻島へのフェリーターミナルにも行くほか、稚内市内の国道沿いの停留所で降りることができます。
運賃は大人片道6,200円、往復11,300円、4回回数券20,600円です。
JRで行く場合
札幌駅から「宗谷」号、旭川駅から「サロベツ」号が運行しています。
札幌駅から「カムイ・ライラック」号できて旭川駅で乗り換えることもできます。
1日3本ですが鉄道ならではのゆったりした旅を楽しむことができます。
通常の運賃は札幌~稚内:おとな10,450円(指定席)、旭川〜稚内:おとな8,300円(指定席)です。
(自由席は520円安くなります。繁忙期や閑散期は少し変動します)
ネット予約のえきねっとトクだ値を利用するとかなり安くなります。
前日までにインターネット予約すれば購入できます。
「宗谷」
札幌~稚内:おとな6,790円
「サロベツ」
旭川〜稚内:おとな1,800円
パックツアーがお得な場合も
往復のJRと宿泊がセットになったプランがお得な場合があります。
飛行機で行く場合
羽田空港から就航
南紀白浜空港へは羽田から1日1便、千歳空港から1日2便運航しています。
稚内空港からは空港連絡バスで稚内駅まで行けます。
バスは飛行機の時間に合わせて出発します。運賃は600円です。
パックツアーが安くて安心
飛行機と宿泊のパックの場合2泊3日で東京発で一人29,500円〜にて稚内に行けます。
マイルを使えばお得に行ける!
なおマイルを使った特典航空券なら片道一人15,000マイルから交換可能です。
いまから3か月あればマイルを貯めて特典航空券で行くことも可能です!
まとめ
・稚内は遠くに来た感を味わえる地
・宗谷岬は必ず行きたいところ!旅情に浸れる
・宗谷岬では最北端到達証明書ももらうとうれしい
・稚内市街地にも展望スポットや夕陽が見えるスポットがたくさん
・稚内グルメは海鮮ものがうまい!ラーメンやロシア料理などその他も多種多彩
・稚内へは札幌からは高速バスが便利!羽田から飛行機も就航
北海道も夏は暑くなるとことも増えてきましたが、稚内はまだまだ避暑地になります。コンパクトにまとまった街は、温泉やグルメも楽しめますし、礼文島や利尻島などの拠点にもなります。
また冬に来ると雪の積もる街で新鮮な魚をアテに日本酒をいただきつつ、温泉でゆっくり浸かるのもいいでしょう。
ついてからもあちこち観光する旅行に疲れた、飽きた・・・稚内はそんなあなたの心を癒してくれますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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