(2017年11月16日作成、2018年7月4日更新)
飛行機と比較して新幹線のサービスは画一的です。
マイルを貯めるなどの楽しみもなく、単なる移動手段であるのが現状です。
そのようななか、唯一奮闘しているのが北陸新幹線と東北・北海道新幹線に連結されているグランクラスです。
「最上級のサービスを目指す」グランクラスは、単にグリーン車より座席がいいだけではなくグランクラス専用についていただくアテンダントさんによる最上級のサービスが受けられます。
以前に、グランクラスのサービスを体験したのでレポートしたいと思います。
また予約方法なども解説していきます。
3時間グランクラスを味わえる列車に乗車
乗車は東京から金沢まで乗車しました。列車を選ぶにあたっては、せっかく豪華な設備を楽しむのだからなるべく長い時間乗車できる列車を選びました。そんな中で選んだのが「はくたか567号」です。(2015年当時)
はくたか567号は3時間12分かけて東京〜金沢を走行します。
最速のかがやき号が2時間半で走ることを考慮するとかなり時間がかかります。
それでも、結果的にはこの選択は大正解でした。
入口から贅をつくした車両
北陸新幹線では12号車がグランクラスです。
12の印の横に、誇らしげにエンブレムが輝いています。
入口から中に入ると、デッキ部分には工芸品で装飾がされていました。
期待感が膨らみます。
新幹線の車体を贅沢につかった客室と座席
車内に入ります。グランクラスは3列×6で18人が定員です。
普通車は5列座席があることを考えると非常にゆったりしてます。
座席はシェルシートになっていて、リクライニングしても後ろの人の邪魔にならないようになっています。
シート、フットレストすべてが電動でリクライニングします。
かなり深くまでリクライニングするので、眠たくなったらぐっすり寝れる角度になります。
軽食からデザートつき、地酒も飲み放題
東京から金沢へ、関東の素材が活きた軽食を楽しむ
グランクラスのサービスとして、軽食とデザートがつきます。ドリンクはビールや日本酒、ワインなどを含めて飲み放題です。
軽食は和食、洋食から選べました。和軽食には東京編として、関東の野菜をふんだんに使った料理が添えられていました。
下仁田ネギ味噌田楽、ほてたやニンジン、里芋の汁なしのっぺ、いわし磯部揚げなど小さい器の中にも鮮やかに工夫されて詰められていました。
デザートも信州、北陸も素材でほっと一息
デザートもいただけます。
デザートは加賀棒茶と能登大納言のパウンドケーキ。
いずれかではなく、両方頂くことができます。
デザートに合わせるのはリンゴのシードルや信州ワイン。
上品な甘さがワインとよく合いました。
グラスやデザートの箱にまでグランクラスのマークが入っており優越感に浸れます。
金沢から東京へ、石川の加賀野菜や富山のますのすしなどが味わえる
金沢から東京へは別の機会に乗車することができました。
和軽食は北陸編として、黒部ポーク焼売、太刀魚の八幡巻、金時草生麩、カニ寿司、ますのすしなど石川、富山の食材がここぞというばかりに詰め込まれています。
飲み物もプレモルの他、宗玄、加賀梅酒スパークリング、信州ワインなどがあります。
ワインはグランクラスのエンブレム入りです。持って帰れないのが残念です。
おつまみに亀田製菓のおかき、デザートには信州リンゴとクルミのケーキを頂きました。
金沢行きと東京行きでお酒や食材が変わるのがまた楽しいです。
グランクラスの料金や予約方法等
グランクラスの料金は東京から金沢まで26,970円です。
普通車にプラスして13,370円です。
かがやき号は混雑していますが、朝夕のはくたかのグランクラスは比較的すいていると思います。
予約等は駅の窓口でも買えますし、JRのえきねっと、e5489などのインターネット予約サービスでも可能です。
まとめ
途中の上越妙高でかがやきに抜かれるダイヤでしたがグランクラスを楽しむ時間が長くなればそれもまたよし、と思えました。あっという間の3時間でした。
最近は特別な列車が増えていますが、金額的にも高額で予約も取りづらい列車がほとんどです。
そのような中でグランクラスは北陸新幹線すべてに連結されており、比較的気軽に乗車出来てお得ではないかと考えています。
次は北海道新幹線のグランクラスを楽しみたいなと考えております。
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