(2019年1月14日作成)
温泉の街別府では、市内のいたるところに温泉が湧いています。
源泉温度は90℃を超え、豊富な源泉がある別府ならではの観光が「別府地獄めぐり」です。
高温で豊富な源泉がもたらす特徴ある自然現象が、見る人々を引きつけます。
全て巡っても半日程度で見ることができる手軽さも魅力です。
ここでは、そんな別府地獄めぐりについてレポートします。
別府の鉄輪地区を中心に「地獄」は点在していますが、ここでは地獄めぐり共通券で巡ることができる7か所を取り上げます。
別府地獄めぐりへのアクセス、営業時間、入場料など
別府地獄めぐりへのアクセス
海地獄、立石地獄:別府駅から亀の井バスで約25分
かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄:海地獄から徒歩5分、鉄輪バス停から徒歩7,8分
血の池地獄、龍巻地獄:亀の井バス血の池地獄前下車

別府地獄めぐりへの開館時間、入場料
開館時間
8:00〜17:00(入場は17:30まで)
年中無休です。
入場料は以下の通りです。
地獄1か所:大人400円
(海地獄、鬼石坊主地獄、鬼山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、血の池地獄、龍巻地獄)
5か所以上めぐる場合は共通観覧券がお得です。
海地獄、鬼石坊主地獄、鬼山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、血の池地獄、龍巻地獄の7か所に入場できます。
有効期間は2日間ありますので泊りでも楽しめます。
共通観覧券:大人2,000円
共通観覧券が割引になる方法
JAFの会員証提示で共通観覧券が10%割引になります。(会員含む5名まで)
また亀の井バスの一日乗車券、二日乗車券でも10%割引になります。
大人2,000円→1,800円とさらにお得になります。
立石坊主地獄
海地獄の駐車場、バス停からすぐのところのあります。

中には灰色の池が数か所あり、ところどころ沸騰しています。
沸騰している様子が坊主頭に似ていることから「坊主地獄」と名付けられています。


坊主地獄内には足湯もあります。

海地獄
青い海のような池の地獄が広がる海地獄です。
湯気がたっていてうまく写真が撮れていませんが、コバルトブルーの大きな池があります。
海を思わせるような池ですが、このお湯も90℃を超えています。
温泉が作った涼しげな風景のギャップがおもしろいです。

施設内には温泉の噴気を利用した温室があります。

中には大鬼蓮やバナナなどの亜熱帯所k物が栽培されてます。
大鬼蓮は11月上旬まできれいな花が楽しめます。


施設内にある2階建ての建物はみやげ物屋とミュージアムになっています。
2階のミュージアムでは地獄の歴史などがわかるトリビアコーナーがあります。
なかなか楽しいし、勉強になるので最初にいくといいでしょう。

地獄めぐり通りを行く
立石坊主地獄、海地獄を見学した後は、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄がある地域に向かいます。
海地獄を出たところに「地獄めぐり通り」があるので石畳みの道を数分歩きます。

かまど地獄
ここは氏神様の御供飯を地獄の噴気で炊いていたことからかなど地獄の名前がつきました。


地獄は1丁目から6丁目まであり、様々な色や種類の池がああります。


時間によってはアトラクションがあります。
どんなアトラクション化は行ってからのお楽しみです。


かまど地獄にも足湯があります。

鬼山地獄
かまど地獄からすぐのところに鬼山地獄はあります


鬼山地獄は別名「ワニ地獄」と呼ばれています。
1923年(大正12年)に、日本で初めて温泉熱を利用してワニ飼育を開始したところです。
約70頭のワニが池の中でひしめき合い、重なっている姿が圧巻です。


白池地獄
入り口は2か所あります。
鉄輪温泉に近い方の入り口は白の和風建築です。
中も和風庭園風になっており、やや青みかかった白色の池があります。


白池地獄には熱帯魚館があります。
ピラニアやピラルクなどが飼育されています。


血の池地獄
血の池地獄は日本で最も古い天然の地獄です。
施設内に入ると赤色の大きな池が目を引きます。
赤い熱泥が池の下に噴出して堆積して赤く見えます。
温泉源泉近くの地下で高温高圧で自然に化学反応を起こした赤い熱泥が地上に噴出してくるのです。


裏に回ると高所から血の池地獄を一望できます。

龍巻地獄
血の池地獄のすぐ近くに竜巻地獄があります。

中には石造りで囲われた間欠泉があります。
囲いがないと30mほど噴き出るそうですが、熱湯で危険なので石造りで囲っています。

噴出しているときはこのような迫力ある姿が見られます。
噴出は約30〜40分おきに起こるそうです。
自然現象なのではっきりした時刻はわかりませんが、売店の方が次の噴出の大体の時間を教えてくれます。
世界の間欠泉のなかでも、噴出感覚が短いことが特徴です。
噴出していない間は、間欠泉の反対側にあるつつじ園を散策したり売店でアイスを食べて時間をつぶすこともできます。

別府地獄めぐりとは
別府の鉄輪地区にある「地獄」を巡ります。
「地獄」では温泉が織り成す独特の景色や特徴ある現象を見ることができます。
源泉90℃以上の別府の温泉ならではの景色と言えます。
いたるところで湯気が上がる温泉の風景は、いまは別府の象徴として親しまれていますが、その昔は近づくと危険な地帯がたくさんあるところで恐れられていました。
源泉90℃以上の温泉がそこらじゅうで沸いているので、蒸気を浴びるだけでもケガをします。
そのようなことから、別府の人は温泉が噴き出すのを「地獄」と読んで恐れ、いまでも温泉の蛇口は「地獄」と呼ぶそうです。
近代になり、その独特の風景を観光に取り入れようと開発が進み、今に至ります。
日本最初の観光バスツアーは別府の地獄めぐりだったそうです。
まとめ
地獄めぐりは半日でもゆっくり回ることができ、日常では見ることができない温泉現象のあつまりなので見ていて圧巻されます。
以前と比べて足湯やギャラリー、みやげ物屋さんや飲食などの施設も整備されているので、回りやすくなっています。
特に鉄輪地区で宿泊すると、アクセスがとても良いでです。
別府に来たら、観光のルートに組み入れると間違いないです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
「読者になる」をおしていただくと更新情報がチェックできます
よければブックマークお願いします。

<あわせて下記のような記事も読まれています>